2015年に見たい!SF映画2選!(『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』、『トランセンデンス』)- 映画ブログ第三回
第三回の映画ブログ!
今回は、理系の大学院生トムが紹介いたします!
以下、ほぼネタバレ無しで紹介していきます。
突然ですが、2015年と言えば何の年でしょう?
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そうです!実は、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』で描かれていた未来が2015年、つまり、今年なのです!
ロバート・ゼメキス監督作品のバック・トゥー・ザ・フューチャーシリーズは、PART1〜PART3の三部作です。
第二部の『バック・トゥー・ザ・フューチャー PART2』は、主人公の少年マーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)が1985年から、30年後の世界、2015年へとタイムスリップする物語を描いた作品です。
今から、30年前の人々は、2015年の未来をどの様に想い描いていたのでしょうか?
そして、現在2015年、彼らが描いた未来はどのくらい実現されているのでしょうか?
この作品を通して、彼らの描いていた未来と現実が垣間見えます。
(※PART1が1985年、PART2が1989年、PART3が1990年に公開されています。)
作中に登場する乗り物ホバーボードは、空中浮遊できる夢のスケートボードです。
現在、実現されているのでしょうか?
HUVr社(http://huvrtech.com/)が開発中のホバーボード。
めちゃめちゃ浮いてますwww
浮遊の原理は明らかにされていません。
しかし、残念ながら、この動画自体はフェイクの様です。
とはいえ、開発中の様なので、今後の展開に期待!
磁力で浮遊する「ホバーボード」を開発、米企業 Sci-fi 'hoverboard' becomes ...
HENDO社(http://hendohover.com/)が開発中のホバーボード。
さきほどよりは浮いてません...
が、原理も明らかにされており、実現されている様です!
磁力を使って浮遊しているとのことです。
大手クラウドファンディングKickstarterから、5分間の試乗権が100$で販売されていました(注:2015年1月13日現在、販売終了しています)
こうして見ると、先人達が30年前に映画の中で想い描いた世界が着実に実現されています。
では、30年後の世界はどうなるのでしょうか?
昨年(2014年)、今から30年後の2045年の世界を描いた作品『トランセンデンス』が公開されました。
人工知能の研究者ウィル・キャスター(ジョニー・デップ)がシンギュラリティ(技術的特異点)を超え、人類そして世界が大きく変化していく様子を描いた作品です。
シンギュラリティとは、
未来研究において、正確かつ信頼できる、人類の技術開発の歴史から推測され得る未来モデルの限界点を指す。
ざっくり言うと、コンピュータ技術と生命科学の飛躍的な進歩によって、2045年以降には、人類が予測不可能な未来が訪れるということです。
シンギュラリティの研究者であるレイ・カーツワイル氏は、著書『シンギュラリティは近い―人類が生命を超越するとき』の中でこんな未来を予測しています。
「脳をスキャンして理解する」よりももっと論議を呼ぶシナリオが、「脳をスキャンしてアップロードする」というものだ。人間の脳をアップロードするということは、脳の目立った特徴を全てスキャンして、それらを、十分に強力なコンピューティング基盤に再インスタンス化することである。このプロセスでは、その人の、人格、記憶、技能、歴史の全てが取り込まれる。
脳を自由にコピペできる!?
アップロードされた誰かの他の人の感覚・感情に接続して、その人になったような体験をする娯楽が人気を集めるだろう。
アバター!?
ナノ医療が介入すると、最終的にはあらゆる生物学的老化を継続的に止めるだけでなく、現在の生物学的年齢から本人が希望する年齢へと若返れるようになる。
若返れる!?
まじでSFの世界ですねwww人間の定義が覆されそうな世界です。
ありえない様な話の連続ですが、本著を併せて読むと、映画の世界観への理解が深まりそうです。
30年前の人々は、どんな30年後の未来を想い描いたのでしょうか?
また、現在の人々は、どんな30年後の未来を想い描くのでしょうか?
是非、この2作品を通して、30年後の未来を妄想してみてください。
2015年、そして、2045年も良い年になりますように