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想像力を試される、究極のシチュエーションスリラー 映画『ロッジ(LODGE)』の感想

映画ブログ7回目!

本当は2週間前に更新するのが私の役目だったのですが、怠惰な私はここまで更新を引き延ばしてしまいました。

温めたブログはさぞ内容が濃く深いものかと期待する方もいるかもしれませんがそんなことはありませんよ。どちらかというと軽~いです!笑

 

ブログの構成は前回と同じです。

①こんな人におすすめ(ネタばれなし)

②ざっくり概要(ふんわりネタばれ)

③オガの感想(がっつりネタばれ)

④似たような映画紹介

 

 

今回紹介する映画はこちら

ロッジ(LODGE)

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①こんな人におすすめ

・ハラハラドキドキしたい人

・ミステリーが好きな人

・作者の意図を深く考えるのが好きな人

・みんなで何か映画を観ようと考えている人

・次にこの人やられるなって予想するのが好きな人

・私とこの映画について議論してくれる人

 

 

 

②ざっくり概要(ふんわりネタばれ)

この映画のキャッチコピーが

「想像力を試される、究極のシチュエーションスリラー」

 

物語はロッジに宿泊にきた10人が次々と消えていくという単純なもの。

さっきまでそこにいた人がパッと消えてしまう恐怖を楽しむ映画です。

 


『ロッジ RODGE』予告編 - YouTube

 

 

 

③オガの感想(がっつりネタばれ)

 

 

いや~どうでした?笑

ネット上ではいろいろ酷評されてますが、私は好きな映画でしたよ!

 

我が家で定期的に同僚を集めて映画の上映会をしていて、そこで後輩が借りてきた映画だったので前評判など一切なく真っ白な状態で見れたのがよかったのかもしれません。あと、映画を見ながら、あーでもないこーでもない言いながら見れたのも楽しめた要因かもしれません。

しゃべりながら映画をみるなんてと映画好きの人には怒られるかもしれませんね。笑

 

ネット上で酷評している人たちはホラー映画だと思って見てる人が多い気がします。ホラー映画としての恐怖は確かに薄い気がしましたが、自己を認識するものは何なのか、存在しているとはどういうことなのか、みたいな哲学的なことを考えることができる人には怖い映画なのではないでしょうか。

 

ここで哲学的なことを語り出すとおバカさんであることがバレてしまうので、これ以上の深堀りはやめましょう。そもそもまず掘ってもないというね。笑

 

という訳で、ここ掘れワンワン的な感じで、ワンワンしてるのでみなさん掘ってみて下さい。出てきたものを教えて下さい。ワンワンポイントをあげてみました。

 

・この季節にしてはロッジ周辺の気温が高いか低いか言ってたけど人が消えることに関係あるの?

・アレックスがノアを外に連れ出した後、ノアは消えたけど、アレックスの手にはノアの血がついていた。そのあと、アレックスが悲観して銃で自殺するも、その時飛び散った血はアレックスと一緒に消えてしまった。ノアは消えても血が残ってたのに、アレックスは消えたら血も残らないのはなぜ?

・虫や鳥も消えてたし、銃で自殺したアレックスの死体も血痕ごと消えていた。なのに、クマやイノシシのはく製はなぜ消えないのか?

・初めてロッジにやってきたとき、テーブルには多くの食べ物が温かい状態で残されてて、多くの人が一気に消えたと思われる。最後の警察も多くの人が一気に消えた。夜は人が消えるのは1人ずつで、昼間は一気に大勢消えてしまうの?

・映画序盤にキッチンカウンターの下の扉に「Help me」と書かれてたけど、なんで扉の裏側に書いてたんでしょう?ただの演出?消えた人は人の目に見えないものの内側とかにいってしまうとか??ジョジョアナスイのスタンドのダイバーダウン的な!笑

・主人公らしき女が「Don't blink(瞬きしないで)」ってよく言うんだけど、誰かが誰かを認識している時は消えないの?

・なぜ主人公の女は消えないのか?

・多くの人が消える場合ってどちらかというと、自分が消えてしまったってことではないでしょうか。多くの人から認識できない存在になってしまったのが自分ということではないでしょうか。

・ジャックの胸の入れ墨に「みどり(たぶん!)」ってひらがなで掘られてたんだけど、何???笑 

 

概要に、人がただ消えてしまうと書いたのですが、本当にただそれだけでそれ以上のことはないんです。いろいろ考えをこねくり回すのも楽しいんですが、本当は作者は何も考えてなくて、人が消える怖い映画を作りたいくらいにしか思ってないのかもしれないですね。上の疑問が綺麗に消えなさそうなので、本当にそうなのではと思ってしまっています。がしかし、このブログの読者はきっと優秀な方ばかりなので、「そこはこう解釈すればすっきり論理が通るよ」と教えてくれるに違いないと信じてここ掘れワンワンと叫ぶだけで自分では掘らないことにします。丸投げ!!!笑

 

みなさんキャッチコピーを思い出して下さい。

「想像力を試される、究極のシチュエーションスリラー」

これも丸投げといっても過言ではないでしょう。コピーを付けた人もオチや内容がわからず、想像力が足りないんだと自分自身に言い聞かせるしかなかったのではないでしょうか。

 

 

④似たような映画紹介

ミスト

何が起こっているのかわからない点で共通している。わけのわからない恐怖に陥ると人は宗教的なものを信じてしまうところ。。。あと、映画を見終わった時の戦慄が似てる。笑

 

ドリームキャッチャー

これも何が起こってるのかわからない系ホラー。途中までのドキドキ感が似てる。この映画にはオチがついてるところがロッジとは少し違うけど。 

 

クライシス

滅亡系の映画。シチュエーションスリラー。得体のしれない何かに怯える。

 

 

 

まったく似たような映画を連想することができませんでした。映画修行の旅は果てしない。。

 

おやすみなさい。